乳腺と向き合う日々に

2026.02.06

乳腺の自己チェックについて 動画で公開します

昨年 私のクリニックでは、「乳がん 自己チェックの始め方 母へ娘へ」という本を出しました。
これに合わせて、当クリニックの外来待合室では自己チェックの具体的な方法について、その内容を動画にし、常に流しています。そこではその際に使うビー玉も無償で提供しています。

ビー玉を使うのには大きな理由が3つあります。

1 使っているビー玉は1.7㎝です。乳がんは発見された際の病理学的なサイズ、つまり切除して顕微鏡で観察し、そのがんが及んでいる範囲が2㎝を超えていた場合、進行がんであると診断されます。早期発見であるためには何としても2㎝以内でなければなりません。ちなみに2㎝ぎりぎりで見つけても、それから受診し、検査し、手術にするまでの期間があるので、どうしても余裕を見る必要があります。ですので1.7cmなのです。
 自己チェックで乳がんを早期発見するには、そのサイズを頭の中で理屈で分かっているだけではなく、具体的に自己チェックを行う手の”触覚”で知っておく必要があります。
 ビー玉を乳腺に押し当てて、イメージトレーニングすることでそのことに対する感覚を覚えておく必要があります。

2 ビー玉を常に例えばお風呂場、たとえば鏡台など、目につくところにおいておけば、自己チェックを思い出しやすい。習慣になればもう忘れないですが、始めたばかりの際にはつい忘れてしまいます。お風呂の石鹸置き場など、どうしても目につくところにおいておけば忘れにくくなります。

3 お風呂場や洗面所など、鏡があって、家族全員が使う場所においておけば、たとえば娘さん、たとえばお母さん、など、自己チェックが必要なみんなにそれを伝え、思い出してもらうきっかけになることができます。

 このビー玉を使って乳腺の自己チェックを始め、続けていく、というところが私のアイデアであり、この本の要点です。

 この本にはビー玉が付録しています。

 このように 私の勧める 自己チェックの始め方では、どうしてもビー玉が鍵になるため、そのやりかたの動画は作成したものの、このブログで公開することは今までしていませんでした。わざわざそのサイズのビー玉を探して購入する人手間が必要になれば、とにかく気楽に、そして正しく始めてほしい私の考えとすこしずれてしまうからです。また直接お会いしたことのない方に、これを勧めて本当に正しく伝わるだろうか、という疑問もありました。

 それでもこれを読んでおられる方にも是非 乳腺の自己チェックを始めてほしい そういった強い気持ちはあります。

 そこで今年の1回目のブログとして、この動画を公開します。下のQRコードを読み取っていただければご覧になることができます。一応このQRコードを見た方のみの限定公開になります。一般公開は今はしていないので、ご了承ください。

 よろしければブログだけで私をご存じの方も、ぜひこれをご覧になり、正しいサイズ(1.7㎝)のビー玉をお求めになって、自己チェックを始めてください。

 そしてもし、乳がんに罹患され、苦しい思いをされ、また今もされておられる方がおられましたら、自分の経験も踏まえて、周囲の大切な女性に自己チェックを勧めてあげてください。

 普段から乳がんに関心を持っておられない一般女性に、いきなりマンモグラフィによる乳がん検診を受診するよう勧めることはかなり高いハードルになります。また40歳以下のクーポン検診の対象にはなっておられない、しかし乳がんにならないとは決して言えない若い娘さんをお持ちの方もおられるでしょう。そういった方にはまずは自己チェックを勧めてください。

 歯磨きをきちんとされている女性は、やはりきちんと定期的に歯科受診をする傾向があります。

 普段歯磨きもしない女性に(そんな女性はいませんが)、いきなり歯医者に行けと言ってもそれは難しい。だからまず自己チェックから勧めて、始めてもらうのです。

 よかったらご検討ください。

このQRコードに入っているアドレスをご存じの方だけがみられる限定公開になっています。

2026年2月現在、一般公開はしていません。

ご了承ください。